0歳からの口腔機能と歯列の育て方

このところ歯科医療業界で話題になっていることがあります。
それは、一般の患者さんの中でもお口の機能、使い方として食べ方や飲み込み方、または年齢に対してのできることができないお子さんが多くなっている、という問題です。

当院では、お口の健康については0歳から積極的に関与していこうと考えています。

例えば、0歳で授乳のこと、悩むことはないでしょうか?
産婦人科では母乳やミルクのあげ方は教えてもらっても、きちんと飲めているのかを評価することは教えてもらえないことがあります。
また、基準の体重に満たされるように飲ませるべきということは教えてもらっても、それは赤ちゃんにとって飲む力が備わっているかどうか評価するのは難しいと思います。
また、そこには飲ませ方として、お口への刺激が十分に与えられているか、飲む姿勢が整えられているか、など、実態に即したアドバイスが必要なことがあります。

また、例えば、1歳を過ぎて、離乳食について悩むことはないでしょうか?
ドロドロにこしたお粥のような離乳食でも、実は窒息のリスクがある、という報告があるのはご存じでしょうか?
もちろんピーナッツのような丸い食べ物はもちろん窒息リスクは高いものです。
それでも普通に食べさせるものが安全である保障はありません。
では何を安心材料にすることがよいのでしょうか。
食べられるものを食べさせる、というよりは、「なんでも食べられるようなお口の使い方や飲み込み方を身につけさせてあげる」ことの方が大切だという考え方はいかがでしょうか?

発展途上国では、水を売ってあげるのではなく井戸の掘り方を教えてあげる方が良い、という考え方がありますね。
このような、お口の使い方について以外の「食べ物」についてのアドバイス、というのは別施設にお願いするとして、歯科医院として「お口の機能」をどのように評価するべきか、ひかり歯科医院では真剣に向き合うようにしています。

こうした取り組みは、表題にある書籍にありますように
https://www.quint-j.co.jp/shigakusyocom/html/products/detail.php?product_id=4079
多くの方、歯科業界の中で注目されていることがわかります。
こちらは2020年の歯科業界の中で有名なクインテッセンス出版社の売り上げ年間第1位という評価をいただきました。

もし、赤ちゃんから気になることがあるなど、気になることがあればお問い合わせください。